世界最高の話し方―1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた! 「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール 著者:岡本 順子
完全にタイトル買いです! 何よりこの方の肩書きがすごいです。
「エグゼクティブ・スピーチ・コミュニケーション・ストラテジスト」だそうです。
カタカナの大洪水で溺れそうです。
ただ本の中身はすごく読みやすいし、特に管理職の方に是非読んで欲しいです。
世界のリーダー達がどんな話術を用いているのかが例で書いてあるので参考になりますよ!
私は本書に書いてある例のフォーマットを参考に、自分の話に置き換えて打合せで披露したらウケましたので実績ありです♪
こんな方にオススメです!
- 上司や後輩との話が盛り上がらず、退屈そうな顔をされた方
- 自分の話をするが全然聞いてもらえず気づいたら違う話になっていた方
- 根っからのコミュ障で、他人とどんな風に話をしたらいいか分からないという方
ここでは「伝説の家庭教師が教える門外不出の50のルール」から私が深く学んだ内容を3つの項目に要約してご紹介させて頂きます。
何を言うかではなく「相手にどんな気持ちになってもらうか」
皆さんは1週間前、3日前に誰かと会話していますよね?
その内容ってハッキリ覚えているでしょうか?
恐らく覚えている方は少ないでしょう。
ただ、「どんな気持ちになったか」は覚えていないでしょうか?
「楽しかった/面白かった/退屈だった/最悪だった」といった「印象や気持ち」は残っているものです。
どれだけ相手にフォーカスして会話をするかが鍵になってきます。
あなたが誰かと話をするとき、自分の話ばかりしていないでしょうか?
対話は「共感」が重要
私たちは話をする時、「気持ちを分かってほしい」「理解してほしい」という欲求が少なからずあるはずです。
そんな時に携帯を触っていたりよそ見をしていたらどう思いますか?
嫌な気持になる人が大半でしょう。人は「自分に共感してくれる人」に共感し、好意を抱いてくれます。
相手に共感を求められた時、「そうだね」「大丈夫」「わかるよ」などの言葉をかけてあげることが大事になってきます。
世界的に有名な、ティム・クック(Apple)サティア・ナデラ(Microsoft)は「共感型」のリーダーと言われています。
同じ目線に立ち、相手の感情に共感しながら会話をするときっとあなたに答えてくれます。
ストーリーで「絵を見せる」(Show don’t tell(言うのではなく見せろ))
誰にでも語るべきストーリーがあるはずです。
「私には面白いストーリーなんて無い。」「自分の話なんて大したことないよ。」
なんて皆さん思っているかもしれないですが、そんなことはないです。
誰かにとってあなたのストーリーは面白いはずなんです!
ただどういう風に伝えたらいいかがわからないだけなんですよね?
そこで相手が聞きたくなる「Before⇒After⇒気づき」の法則がこの本に書かれています。
イメージはシンデレラが分かりやすいですね。
「Before:毎日、継母と姉たちにいじめられていた。」
⇒「After:今は王子様と結婚し、プリンセスになりました。」
⇒「気づき:勇気を出して舞踏会に行けば幸運は手に入る。」
いかがでしょうか?
これを30秒ほどのストーリーでまとめると、ぐっと相手を引き付けてくれる話に進化します。
ただし、くれぐれもグダグダと2時間以上話してしまわないように注意してください。大変なことになりかねないので!(⇐ 私の実体験です・・・・)
まとめ
3つに要約している点で共通しているのは「感情・気持ち」についてです。
どう感じ、聞き手の気持ちを引き付け、内容に共感してもらう。
他にも技術や論理の手法はあるのですが、一番身近な「感情」にフォーカスして要約させて頂きました。
ただ皆さん、「こんな話法いちいち使うのめんどくさいよー」って思う方もいると思います。
落ち着いてください。一番大事なことをお伝えします。
これだけでも覚えてください。「伝えたいという熱気と情熱がもっとも重要な技術である!」(⇐えっ! ここまでの内容意味あった?(笑)
実際に私は部下達とのミーティングで活用させてもらっています。最初にも言いましたがすごく読みやすい本です!
コミュ力最強!
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