超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける【弱点に合わせて読む場所がわかる!特設ページ付き!】 ( 五百田達成の話し方シリーズ ) (Discover Next D) 著者:五百田 達成
私たちは初対面の人と対峙した時、大概は軽い挨拶で終わらせますよね?
それがただの日常だった場合はいいのですが、仕事の場合となれば挨拶だけでは足りないですよね。
ましてや取引先だったりお客さんだったりすると、その人に与える自分の第1印象はかなり重要になるはずです。
そこで、100万部突破の雑談本からすぐに使えるテクニックを伝授して頂こうと本書を手に取りました!
こんな方にオススメです!
- 初対面の人との沈黙が怖い方
- 難しく考えずに手軽に雑談が出来るようになりたい方
- 自分の話よりも相手に気分よく喋ってもらいたい方
ここでは私が思うすぐに意識する必要のある内容を3つに要約してご紹介させて頂きます。
雑談の目的は「人間関係の構築」
「雑談力=テレビの芸人さんのようなトーク力」と思ってはいないでしょうか?
あれはプロのパフォーマンスであって、私たち一般の人が使う雑談力とは枠が違うという認識を最初に持ちましょう。
また「雑談=会話」でもありません。
なぜならば、会話とは「気を遣わずにただお喋りが出来る楽しいこと」であり
雑談とは「まだ仲良くない人との関係を良い方向に持っていく繊細な会話のこと」だからです。
正直そんな細かい必要ある?
と思いますが、適当にやっても上手くいかないのが雑談というものだと、私も含め皆さん自身がよくご存じではないでしょうか?
まずは雑談をする目的をしっかり認識することが重要且つ、それが雑談力を身につける為の前段階となるのですよ。
やった方がいい事よりも、やってはいけない事を知る
本書には○×方式でやってはいけない事に対して、正解例を出し、何故こうしなければいけないのか? ということが書いてあるのですが
私はその正解例や理由を参考にテクニックを習得するよりも先に
「やってはいけない事が何故ダメなのかを知る」ことの方が大事です
なぜなら、「やってはいけない事」はそもそも実践する必要が無いので、テクニックが不要だからです
例えば、取引先の相手に「はじめまして、○○です。」とこちらが挨拶をした際
相手が「こんにちは、以前一度お会いしたことありますよね。」なんて言われたら血の気引きませんか?
そんな時の本書の例として下記を紹介しています。
初対面だろうと以前会ったことがあろうと
「こんにちは!」
と挨拶することで空気も明るくなり即効性のあるテクニック
それだけを鵜呑みにして、「とりあえず、こんにちはって言えばいいんだな」という認識でいると
ダメな理由がわかっていないので、いつか「はじめまして」って言うでしょう。
しかし「はじめまして」がダメな理由が
雑談とは気持ちを落ち着かせるための会話ラリーであり
なんとなくて話し始めてはいけない。
リラックスして声を掛け合うイメージを持つことが大事
このようにちゃんと理解していれば自然と「こんにちは!」が当たり前のように出てくるはずです!
褒めとリアクション
一番簡単なテクニックがまさにこれですね!
「あいうえお」でリアクションをするのがオススメと本書には書いています。
「あー!」や「いいですね!」や「おー!」とかですね。めちゃくちゃ簡単ですね。
逆にダメな例として「さしすせそ」でリアクションするとあります。
「さすがですね」とか「センスいいですね」のような褒めとリアクションは「媚びているように見える」などの理由でダメな例として挙げているようです。
褒める目的としてはいいと思うのですが、あくまでも「雑談力の視点」の場合オススメが出来ないようです。
私が思うダメな例は「はひふへほ」ですね。
「はー」と「ほー」はまだわかりますが、「ひー」は恐怖のイメージですし、「ふー」は疲れたイメージに感じますね。
中でも「へー」は言い方によって興味無しと思われるので危険ですね。
まとめ
雑談力ってこんなに考えなきゃいけないのかーって本書を読み終わった後に天を仰ぎました。
本書は36パターンの○×があるのですが、どれも短文で覚えやすいので
入門編としては100点の内容です。
実際に私が意識して使っている方法も10パターンほどあったのですが
「私のやり方は本書のように上手く活用出来ていないかも」って再確認も出来たので勉強になりました。
超雑談力は一日にしてならず! 常に36パターンの失敗を知り、36パターンの成功を意識すべし!
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