一勝九敗 (新潮文庫) 著者:柳井 正
私はこの本を読んで初めて知りました。1984年には広島市にユニクロ(ユニーク・クロージング・ウエアハウス)が存在していたことに。
そんな衝撃を受けながら、世界のUNIQLOの創設者から仕事に対するマインドを伝授してもらうべくこの本を読みました。
ユニクロの最初のロゴは「UNICLO」だったそうですが、香港でバイイング会社(ユニクロトレーディング)を設立しようとした時に登記した人が「C」ではなく「Q」に間違えて登記していたようなのですが、それを見た柳井社長は「字体がカッコイイ!」ということで今「UNIQLO」になったそうです。
こんな方にオススメです!
- 大企業の社長が、経営する上で大事にしていることって何?って思っている方
- 仕事をだれにも頼らずに1人でやって行き詰ってしまった経験がある方
- 成功者のマインドを知って自分もあやかりたいーって方
ここでは私が印象に残った内容を3つに要約してご紹介させて頂きます。
経営には目標と計画が絶対に必要
経営するということは「目標を持ち、計画を立て、企業を成長させて利益を上げる事」である。
その為に目標を高く掲げ実行する努力をする且つ、期限を決めてやることが重要。
オリンピック選手を想像してください。
1秒、1ミリと記録を伸ばすために日々努力を怠っていないからこそ結果が生まれています。
到底無理だと思われる目標でも、綿密に計画を立て、紙に書き、実行の足跡と常に比較し、修正していく。そうすれば大概なことは上手くいく。
大事なのは9回負けても1勝の為にあきらめないこと!
人材は経営者の手足ではない
社員は言われたことだけやっていればいいのか?
そんなはずはない。どんな優秀な経営者でも、たとえ小さな会社であっても、全ての業務を1人で完璧に操りフォローできるということはあり得ない。
ワンマン経営はマンネリ化を早める。
各部門、各業務の「手足」が同時に「頭脳」でなければ上手く仕事が回らないし完結しないはずだ。
どんな組織でも「手足」だけの人間は不要と判断されます。
分かりやすく例えると、戦隊ロボが合体後の操作をレッドだけに全部任せているだろうか?
誰かがやってくれるではなく、「自分に何が出来るか(何をするべきか)」を考えて行動すべし!
他人からの正当な評価
人が仕事をする上で大きな動機となるのは正当に人に評価されることであり、完全実力主義で評価することが本人のモチベーション向上に繋がる。
アピールだけ上手くても、化粧のように一緒に仕事をしているうちに通じなくなる。
評価する人が上でも下でも、「公開性」と「透明性」が必要です。
評価をする人とされる人は対等であるべきと常に持っておくことが大事です。
だが現実的に100%公正な評価はありえない。
なぜなら、優秀で一生懸命な上司ほど自分にも他人にも評価が辛い。
逆に仕事をしていない人ほど甘く評価をする傾向にある。
だからこそ、 紙に出来る事と出来ない事を書いて自分を知り、しっかり自己評価もしておくことを忘れずに。
まとめ
柳井社長はあとがきでこう語っている
少し前の私は社畜状態で挑戦することから常に逃げていたのでかなり胸に刺さりました。
失敗は怖いものと考えるのではなく成功までのプロセスと信じて
10回、100回の挑戦をし続ける人生を歩んでいきましょう!
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